ゆーら＊博物館

アカデミーで。
王室広報を届けに来た聖騎士が、紅い法衣の錬金術士に声をかける。

ダグラス「よぉ、お嬢」

アイゼル「あら、万年門番。アカデミーに何のご用？」

ダ「お前なぁ、その万年門番ってのやめろよ」

ア「だって門番じゃない。いつ行ってもお城の門前で暇そうに立ってて、他にすることないのかしら？」

ダ「城門警備は立派な仕事だ！」

マリー「そうよね～。エンデルクも昔、よく門番やっていたし」

ダ「マリーさん」

ヘルミーナ「ふふふ、エンデルクが来る前は副隊長が門番していたわよ」

ア「ヘルミーナ先生」

ダ「見てみろお嬢。城門警備を任されるということはそいつに実力があるって証なんだ」

ヘ「それは論理の飛躍だよ、門番」

ア「ですよね、先生」

ダ「（むか）」