ゆーら＊博物館

扉がばぁん！　と勢いよく開く。

エリー「マルローネさんっ！」

マリー「あ、エリー。どうしたの？」

エ「アイゼルが、アイゼルが、変なんですっ！」

マ「（ぎく）ど、どういうこと？」

エ「何だか妙に愛想良くて、優しくて。アイゼルは、マルローネさんのところでお茶を飲んでからこうだと言ってました。マルローネさん…」

ぽろぽろと涙をこぼすエリー。

エ「アイゼルに、『白と黒の心』飲ませちゃったんですか！？」

マリー、ずっこける。

マ「違うのよ。確かに薬は飲ませたけど別の」

エ「やっぱり！　ひどいですっ、わたしの友だちで人体実験なんてっ！！（号泣）」

マリーがエリーの誤解を解くのに半日かかった…。