ゆーら＊博物館

秋のザールブルグ市民運動会会場にて。

リリー「さあ、参加者の方は集まってくださ～い！！」

ヴェルナー「おい！」

リ「あら、ヴェルナー、どうしたの？」

ヴ「ちょっと聞きたいんだが、なんで俺が『やり投げ』にエントリーされてるんだ？　槍なんて握ったこともないんだぞ」

リ「あれ？　変ね。街の誰に聞いても、『ヴェルナーと来ればやり投げだ』って言ってるんだけど――あ！！」

ヴ「どうした？」

リ「あ、あはは、間違いだったみたい。みんなが言ってたのは『ヴェルナーは何事にも投げやりだ』ってことだったわ」

ヴ「それみろ…って、何だとぉ！？」